とちのみ
2011年 09月 17日
忙しさのピークを越えてまた次のピークがやってくる少しの間に秋を感じていました
アクアリウムもクラシックカーもすべて停止状態ですからそれ以外のお話を
さて、これは何の実でしょうか?
栗のようですが、これはトチノミです
おいしそうな形をしていて蒸かせば食べられそうな外見をしていますが、とんでもなくアクが強くて、食べられるようにするにはかなりの手間を要する食材なのです
毎年この時期になると身が落ち、食べにくいので誰も拾わずに道路に落ちています
何年も前からずっといつか拾って食べてやる、と思いを温めてきたので、今年こそは、と思い切って拾ってきたのです
調子に乗って大量に拾ってきてしまい、皆の力を借りて固い皮をむきに剥きました
それを親戚の家の井戸水にさらしてあく抜きします
われながらすごい量をむいたもんだ・・・
かるく腱鞘炎になるほどナイフを握ってました
なんだか無心になって皮をむいていると心がやすまるというか、すべてを忘れられるというか・・・
そんなこんなで皮むきを熱心にやっていたのでした
写真は水を注ぎ始めてすぐの様子
水溶性のアクがどんどん出てきているようで、すごい泡が出ています
冷水に1週間ほどさらした後、灰汁をつかったあく抜きをしてやっとたべられるようになるのです
大変だけれども、こういう原始的なことをするのも面白いものですね
なんだか生きているって実感することができる気がします